今回はディストリクト76の英語スピーチコンテスト優勝者であるPaulさんをお迎えして、ワークショップを開催しました。
Paulさんはアメリカのニューメキシコ州出身で、彼の年代では、1990年に日本の有名人が写真集を撮影したサンタ・フェが有名であることを紹介されました。
今夜の司会TM Y.M.は例会の流れと役割紹介を実施し、Paulさんのワークショップが始まりました。
冒頭にPaulさんはオンラインの良い点、良くない点、元の例会に戻りたいかどうか、という3つの質問を問いかけました。
ゲストを含む参加者からは、良い点として、観客との距離の近さ、移動の必要がない、などが挙げられました。
良くない点としては、観客の反応が見えない、動きが限られる、が挙げられ、元の例会に戻りたいというメンバーが半数を超えました。
しかし、Paulさんはコロナの影響で、リモートが必須になってしまったことを話し、このワークショップでオンラインスピーチに関する技術的な問題とオンラインスピーチのやり方を解説されました。
まず技術的な問題に関して、参加者は間違った例を演じた動画を視聴しました。動画の内容は、Paulさんが英語教師時代にミスタービーンのようだと言われた面白いエピソードでした。
参加者は音声の悪さ、照明を下から照らしている点、背景がごちゃごちゃしている点、カメラに近すぎる点、カジュアル過ぎる衣装などを良くない点として発表しました。
Paulさんはシンプルな背景、自然な照明、目線と同じ高さのカメラ位置に注意する点と、特にマイクを使う時は事前のチェックを怠らないことを推奨されました。
次にスピーチのやり方に関して、話したい人をイメージしながら目線をカメラに向けたり、スピーチの登場人物に向けて目線を変えたりすると良いアイコンタクトになる点、自分の左側、後方を過去、中心を現在、右側、前方を未来としてステージを使うこと、重要なことを話す時は前に出ると効果的であることを説明されました。
また、ジェスチャーはカメラの範囲に入るようにできるだけ上の方で行うこと、ボーカルバラエティーは形容詞、副詞、否定語、代名詞を強調してリズムとハーモニーを生み出すこと、ジョークやユーモアの後に間を取ること、そして表情が豊かであるかどうか確認することを薦められました。
ちなみにジョークのワークショップではないのですが、ジョークのコツについての質問に対して、Paulさんからは聴衆の様子をよく観察してネタを選ぶこと、単にジョークを連発するのではなく、ストーリーの中で適切にジョークを織り交ぜることが挙げられました。
Paulさんのお気に入りのコメディアンをお聞きしたところ、「Margaret Cho」だとのことでした。
例えばこんな動画を見てみましたが、確かに面白くて、ジョークの勉強になりますね。
最後に、総合論評のTM K.U.は、もっと積極的に質問したり、もっと笑顔&オーバーリアクションで参加しましょう!と論評しました。
確かにPaulさんからの「何か質問はありますか?」の時に、3秒ぐらい空白の時間が何回かありましたね・・・。
いずれにしましても、ゲストも含め、すべての参加者が何とか質問したり、答えることができていましたし、栄クラブ初のフルワークショップの試みは大成功で終えることができました。
Paulさんの素晴らしいワークショップに感謝します!Paulさん、ありがとうございました!
そして、参加者の皆さん、お疲れさまでした!
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