2022年最初の例会は、正にディベートのプロフェッショナルと評しても過言ではない(去年の某ディベート全国大会でジャッジとして5位に入賞!)の東海TMCのTM M.Y.によるディベートワークショップから始まりました。
まずはディベート初心者である栄メンバーへのディベート初心者講習です。
ディベートを経験すると、自分の考えを即座にまとめる論理的思考や批判的思考が身につき、パブリックスピーチにも大いに役立つメリット、また、英語でディベートを実践することによって飛躍的に英語力を高めることができるメリットが述べられました。
続いて、ディベートとは何か?についての模型を使った説明がおもしろく、基本的に話の内容に対して肯定側、否定側の根拠を双方が攻撃し合い、結果的に説得力のある方が勝利するという、非常にシンプルな構造であることを説明され、参加者全員すぐにルールを理解することができました。
ディベートで発言する際には、トーストマスターズで学ぶスピーチの技術、例えばアイコンタクトをしっかりとるなどを使うと効果的であることを、自身の目力が強すぎるというジョークを交えながら紹介されていたことも印象的でした。
初心者講習で基本的な知識を得て、次のデモ英語ディベートセッションでは、TM M.Y.が肯定側、TM T.N.が否定側、全員がジャッジとしてデモディベートが披露されました。
議題は「日本は死刑制度を廃止すべし」という一般的なもので、テキストで配布されたデモシナリオを目で追いながら、肯定側の立論&質疑、否定側のアタック、否定側の立論&質疑、肯定側のアタック、否定側のディフェンス&サマリー、肯定側のディフェンス&サマリーの流れを二人の実演を通して実際に見ることで、ディベートへの理解を深めました。
最後のセッションはいよいよメンバー参加によるディベートの実践です。
議題は「Sakae TMC should abolish a hybrid meeting after the pandemic.」という、今最も旬な話題、ハイブリッド例会をやめて会場での例会だけにするかどうかについて、肯定側TM K.U.、TM S.K.、TM H.N.、否定側TM A.L.、TM Y.S.、TM T.N.がそれぞれのチームに分かれ、15分間の作戦タイムで双方主張をまとめた後、激しいディベート戦を繰り広げました。
肯定側先鋒TM K.U.はオンラインでは得られない会場の空気感がパブリックスピーチには重要である点を主張し、否定側先方のTM A.L.は遠方からの参加や幅広いメンバーの獲得など、オンラインの利点を挙げて反論しました。続く肯定側中堅TM S.K.はオンライン参加メンバーの定着に難がある点などを延べ、反論に対してアタックし、否定側中堅のTM Y.S.は今どきのパブリックスピーチは会場ではなく、オンラインの方が主流である点などを挙げ、肯定側の根拠を崩しました。最後の肯定側大将のTM H.N.は再度会場の空気感のメリットを述べて参加者の感情に訴えるスピーチを繰り広げ、否定側大将のTM T.N.も肯定側の根拠の矛盾点を一つずつ的確に指摘するサマリースピーチを披露しました。
オンライン参加メンバーTM Y.N.、TM M.S.、東海TMCからゲスト参加のTM T.N. 、TM J.M. はジャッジとして全会一致で否定側に投票し、プロフェッショナルジャッジTM M.Y.による審査の結果、否定側の勝利となりました。
肯定側も否定側もスピーチでは得られないチームでの論戦という貴重な体験ができ、とても学びの多い実践ディベートとなりました。
すばらしいディベートワークショップをご準備いただきましたTM M.Y.に感謝感激です。ありがとうございました!
最後に、ディベートワークショップの後、新メンバーTM A.L.の入会式が行われました。
新メンバーとして初参加にも関わらず、臆することなく実践英語ディベートにも参加し、しっかりと話の構成を組み立ててスピーチされていました。
これから一緒にスピーチとリーダーシップを学べることが本当に楽しみです!
ということで、今年最初の例会、ディベートワークショップイベントも実り多く、大成功の元に終えることができました。
参加者の皆さん、お疲れ様でした!
Write a comment